スターバックス全米直営店2,000店舗で来春から宅配開始

スターバックス全米直営店2,000店舗で来春から宅配開始

とうとうバリスタが淹れたエスプレッソやカフェラテが自宅に届く時代がやってきた。スターバックス社が来春から全米規模でコーヒーの宅配サービスを開始する。部屋着のままでフラペチーノが飲めることを喜ぶ人もいれば、コーヒーまで宅配できると外出が減りそうだと心配する声も。同社のこの動きは業界のテクノロジー化に拍車を掛けそうだ。


オフィスや自宅にカフェラテが届く

 米スターバックス社が、米ウーバー・テクノロジーズの食事宅配サービス「Uber Eats(ウーバー・イーツ)」と提携し、2019年春から米国内の直営店2,000店以上でコーヒーの宅配を開始することを発表した。

 日本でも東京にあるスターバックス3店舗で試験的な宅配が始まったが、アメリカではフロリダ州マイアミにある100店舗以上での試験的な宅配が成功し、その結果を受けて春からの全米規模の宅配サービスの開始が決定された。スターバックス社は全米で約8,500店の直営店を展開。その4分の1にあたる店舗で宅配がはじまることになる。

デジタル化が進む中国で「バーチャル・スターバックス」

 宅配サービスを利用するためには、アプリにクレジットカード情報などの支払い先を設定する手間が掛かるが、米スターバックス社ではすでに顧客の半分がモバイルかデジタルで支払っているため、アプリや宅配サービスの普及にはそれほど時間がかからないと見ているようだ。

 同社は中国でも、アリババ・グループと提携してすでに30都市の約2,000店で宅配を実施しているが、さらに先ゆくサービスとして、同グループとの協業によりワンストップのデジタル店舗「Virtual Starbucks(バーチャル・スターバックス)」を開始したばかり。ユーザーは宅配サービスなどを利用できるだけでなく、ポイントも貯めやすくなるという。アリババの中国リテール・マーケットプレースにはすでに月間で6億ユーザーが訪れていることを考えると、バーチャル・スターバックスの中国市場での浸透は難しくなさそうだ。

 自宅やオフィスから出ずにコーヒーが届く宅配デジタル化を推進しながら、もう一方では来店すること自体が「サードプレイス・エクスペリエンス」だというコンセプトを推奨するスターバックス社。同社のこれからのマーケティングの展開にも注目したい。

スターバックス社プレスリリース
https://news.starbucks.com/press-releases/starbucks-virtual-store-to-advance-customer-digital-experiences-in-china

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