寒い冬の味方、腕時計型の温度調整ガジェット

寒い冬の味方、腕時計型の温度調整ガジェット

底冷えする寒い季節には、部屋の暖房をつけ続けたり、ときには室内でも服を着こまざるを得ない日も多いはず。そんな冬にぜひ手にしたい携帯型の新ガジェットがアメリカで発売された。


暑さ、寒さを感じるメカニズムの真相

 「寒くなると暖房、暑い日には冷房のスイッチを入れる」ことは、現代人の習慣のひとつになっているが、健康面、経済面、環境面のすべてにおいて、その習慣は必ずしも理想的ではないことは誰もが認識しているはず。室内の温度調整にかかるコストはバカにならず、設定温度によっては暑過ぎたり、冷え過ぎたりして体調を壊す人もいるだろう。環境面でもエアコンの冷媒(フロン)が、オゾン層破壊や地球温暖化に影響しているという話は、毎年のように問題になる。

 そんな問題を一気に解決するガジェット「 Embr Wave (エンバー・ウェーブ)」が、今アメリカで注目を集めている。腕時計のように手首に装着して利用するこのガジェットは、気温に合わせて室内の温度をコントロールするのではなく、「気温の感じ方」をコントロールすることで、人がより快適に気温変化に順応できるようにするという優れものだ。その商品を紹介した映像はこちら。

MITの学生プロジェクトが大化け!

 Embr Waveは、MITの学生だったマシュー・スミス氏ら3人が、授業の課題として取り組み、開発を始めたことをきっかけに事業化された。彼らは温度を敏感に感じる神経が手首の内側に集中していることに着目。Embr Waveは装着する局部に対して、ヒートパットやアイスパットを装着しているのと同じ効果が得られるように設計されている。3分間これを装着するだけで、寒さに対して4.6度体感温度がアップし、暑さに対しては5.1度も体感温度が下がるそうだ。開発向上は日々継続されており、専用アプリで新機能を常に更新できる。

 暑がり、寒がりという言葉があるように、気温の感じ方には個人差がある。その感じ方の差異によって、外気の体感温度をパーソナライズできるのは画期的だ。雪山へのスキーに半袖のTシャツだけで出掛けるような極端な環境は作れなくても、特に寒い冬日や猛暑のような夏日には、こうした商品のニーズは高いだろう。また、このような商品が市場に浸透していけば、暖房や冷房を利かせすぎることや、それによって引き起こされる環境問題も防げるようになるかもしれない。今後の動きに注目したいガジェットだ。

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