「限定」に弱いのは世界共通? やっぱり気になるご当地メニュー

「限定」に弱いのは世界共通? やっぱり気になるご当地メニュー

スナック菓子が好きなアメリカ人は、とにかく多い。ポテトチップスが学校給食に出るのはもちろん、ポテトチップスやトルティーヤ・チップス類を常備する家庭も多い。ドリトスなどのチーズ味やバーベキュー味のお菓子は子供だけでなく、大人のおつまみとしても人気が高い。そんなスナック菓子がハンバーガーとコラボした企画が話題だ。


スナック菓子が大好きなアメリカンが待ち望んだ商品とは?

 1948年にアメリカで誕生し、現在では日本を含め、世界40カ国以上で販売されている人気スナック菓子「チートス」(Cheetos)。袋に手を突っ込んで食べると、指先がオレンジ色になってしまうパウダー・チーズの味が強烈な、アメリカでは大人気のスナック菓子だ。

 メキシカン系ファストフード・チェーンの「Taco Bell」(タコベル)では、そのスナック菓子「チートス」を、ブリトーやタコスに挟んだ商品を開発。これらは定番メニューに組み込まれるほどの人気を呼んだ。また、大手チェーンの「バーガーキング」でも、アメリカのソウルフードともいわれるマカロニ&チーズにチートスの粉をかけた「Mac n’ Cheetos」を販売し、大当たりした。その人気振りを見たKFC(ケンタッキー・フライドチキン)は、先日「チートス・チキンバーガー」($4.79、約500円)という商品を販売。スナック菓子が大好きなアメリカ人たちの注目を集めたが、この商品はノースカロライナ州、バージニア州、ジョージア州内の一部の店舗でしか購入不可能な限定商品(ケンタッキー州発祥のKFC「ケンタッキー・フライドチキン」が、なぜケンタッキー州では新メニューの試験運用を行わないのかは気になるところだ)。しかも、今月24日までの期間限定販売だったこともあり、多くのファンが残念がった。しかし市場の反応が良かったため、アメリカ全土の店舗で新メニューとして登場する可能性があると噂されている。

期間限定やご当地ものが受けるのは日本だけではない

 日本のファストフードは、アメリカの同じ企業のものとは味が異なることが多い。例えば、日本のマクドナルドでフライドポテトを食べたアメリカ人が「日本のマクドナルドのポテトは、なんでこんなに美味しいのか?」と歓喜の声を上げたという話をよく耳にするが、これは揚げ油の違いだとか、材料が日本のジャガイモだからと言われている。日本のマクドナルドの定番メニューである「テリヤキ・マックバーガー」は、アメリカの同社のメニューにはない日本マクドナルドのオリジナル・メニューで、海外からの旅行者が喜ぶ「ご当地メニュー」としても知られている。

 マクドナルドは、アメリカ国内でもご当地メニューを出している。たとえばアラスカ州では同州が誇る北米最高峰の山、デナリ山(旧:マッキンリー山)にちなんで、ビッグマックより分厚いクォーターパウンドのパティを二枚挟んだ「デナリ・バーガー」があったり、今秋に期間限定で販売される「マック・リブ」などはすでに宣伝が開始されている。

 スターバックス社も、日本では桜や抹茶関連メニューのドリンクがご当地もの人気を誇っているだけでなく、アメリカでも期間限定の夏のユニコーン・フラペチーノや秋のパンプキン・ラテなどを出しているので、「限定」といわれる商品が好きなのは日本もアメリカも同様だ。次回のアメリカ旅行の際には、アメリカならではの限定メニューにチャレンジしてみたらどうだろう?

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